第60話 9月末に向けた不動産市況の変化

みなさん、こんにちは。株式会社Cozy Consulting 代取の坂口です。

今回が、第60回目のコラムになります。

第60話は、「9月末に向けた不動産市況の変化」いう話です。

ある不動産会社の在庫の販売をお手伝いしています。事業用の不動産で開発可能な態様の不動産です。

この春くらいから任意売却に力を入れて、複数のデベロッパーや建設会社等開発を実行できる会社を中心に任意売却の活動を行ってきました。

4月から活動してきましたが、当初は建蔽・容積の話や最有効使用の話など議論しながらきました。然し、価格面で折り合えず態度保留となっていました。その後も継続的に接触を図り関係性を維持してきました。

季節は梅雨が明けて暑い日々が続いていますが、最近になってこれまで接触してきた複数の先の態度・姿勢が明らかに変化してきて驚いています。

株価は乱高下していますが、好調な基調に変わりはありません。開発用の不動産は一時期停滞感がありましたが、最近、潮目が変わったような感じを受けます。

価格面でなかなか難航してきた感がありましたが、複数の先から当方の売却希望金額まで駆け上がってきているのです。複数の先から価格面のアプローチが出始めました。

開発用の不動産の出物が少ないのと、最近の市況の変化から、少々高くても仕入れを優先しようとする姿勢の変化が出てきたように感じます。当方の価格条件を前提にいろいろな売却時の要件について条件交渉するようになってきています。

9月末に決算期や半期決算、四半期決算の会社が、手元資金を使って在庫残高の増強を図ってきていると感じがします。この時期になって、複数の会社が同じような姿勢の変化を見せたことは非常に興味深いと感じます。

大手の考えることはどこも同じかと・・・・。在庫がないと次の展開が図れませんので、やや高いと感じても、創意工夫と市況の今後の変化を織り込んで、購入を優先しようと考えを変えたのでしょう。

当方としては、複数の関係先との接触を同時並行に進めていきながら、最も条件の良い先に販売を実行していこうと考えます。

クライアント先と協働して、鋭意任意売却を進めます。暑い夏になりそうです。

今日は、ここまでにしておきます。

最後までお読み頂いて、ありがとうございました。