みなさん、こんにちは。株式会社Cozy Consulting 代取の坂口です。
今回が、第65回目のコラムになります。
第65話は、「三為取引は気をつけるべき」いう話です。以前にも、三為取引のコラムを書きましたが、その関連です。
三為取引は、仲介業者に位置づけされている不動産会社は、規模小体で資金調達能力にやや問題がある先が多いと感じます。第二売買の最後の出口の買主の与信で、第一売買の判断をしていかないと、まずい問題が起きます。
弊社のコンサルティングの取引先の売買が、まさに三為取引で、上記のケースになり最終の出口の第二売買の買主の会社は、非常に立派な会社なのですが、案件が複雑で多くの権利者をまとめられるのか(詳しい事情は表記できなくてすみません)、本当に社内稟議が通るのか、心配になってきています。
最終の出口の立派な会社の社内稟議が通らない場合、資金調達能力のない三為仲介会社が自らを買主に指定して買取らなくてはならないからです。
不動産取引は、これまでの人間関係や人脈、今後の事業展開を勘案して、合理的な判断ができないケースがあると思います。本件は、まさにそうで、コンサルの立場では非常に心配しているところです。
この案件が片付かないことには、それ以外の案件や金融機関取引にも大きな影響が出るので、取引先には、取引の安全性第一で判断してほしいと思っています。自分の会社ではないので、クライアント企業が、正しい判断を下せるように精一杯意見具申していますが、最後、判断するのはクライアント企業なので、難しいところです。
この三為取引がうまく行くように祈るしかありません。仮に、予想通りそのリスクが現実化しそうになってくれば、その時々で最大限のバックアップをするだけかと思います。
弊社のコンサルティングは、具体的な会社の課題の中にドップリ入って、弊社の銀行人脈を最大限活用活用し、解決を図っていくスタイルです。もちろん、その会社の従来のビジネス人脈もフル活用しながら、解決の間口拡大を図っていきます。
解決の複数の道筋を作る中で、一番安全な方法を選択頂ければいいのですが、そうもいかない場合の難しいところもあります。
今日はここまでにしておきます。
最後までお読み頂いて、ありがとうございました。