第73話 年内に新築戸建てを買う話

みなさん、こんにちは。株式会社Cozy Consulting 代取の坂口です。

今回が、第73回目のコラムになります。

第73話は、「年内に新築戸建を買う話」と言う面白い話です。

知り合いが新築戸建てを買うので相談に乗ってほしいという話がありました。

本人が買う気になっているので、買うことを前提にして、本人としては何らかの賛同を得たいのだと感じます。このようなケースは殆ど本人の中で「買う」という結論が出ているので、何を言っても聞く耳は持っていません。

今回もまさにそのケースです。私は自分の事ではないので助言はしますが反対はしません。反対の意見を言っても人間関係に良い効果はありません。

話を聞くと駅徒歩20分、車主体の住宅地です。川が近くハザードマップで見ると真っ赤赤の浸水懸念地域です。6戸の中規模の新築戸建PJの中の一戸で、旗竿の土地形状の物件。

まず、自分なら買わない物件です。

まず、自分では買わない、絶対買わない物件ですが、本人は買う気満々、年内に契約してくれたら大幅値引きと言ってました。そりゃそうだろう、値引きしなきゃこの物件誰が買うんだという物件です。

ローンは全額固定金利で40年のローンだと。。。。そんなローン会社あるのかねぇと思いましたが、将来の金利上昇リスクが排除されるとの考えでした。確かに金利上昇リスクは回避できるものの全額固定金利で固めていいものか?保険にはなるが。。。。

自分だったら絶対にそんな高金利のローンは組まないし、40年のローンなんてありえない期間です。最近では50年ローンもあります。

住宅ローンなので最近は内入れ手数料が免除される銀行も多いので、こまめに内入れし早くローンを返済した方がいいと思います。当面、急な金利上昇はないですから、住宅ローンは変動金利一択です。そんな助言など言っても聞く耳持たないでしょうね。実際、持っていませんでした。

業者にとって、私のこの友人は超超得意先です。これを逃したら当面売却はムリでしょう。ド素人見つけてラッキーだと思いました。

何を言ってもネガティブなことは聞こうとしない、家を買うと決めた人は、何を言っても買うのです、そういうものです。だから世間は面白いと思う出来事でした。新築祝いはしますが。。。。

最後までお読み頂いて、ありがとうございました。