第12話中小企業経営者のためのコラム

みなさん、こんにちは。株式会社Cozy Consulting 代取の坂口です。

今回が、第12回目のコラムになります。最近感じている事や、面白い話、興味の沸く話題があれば、それを題材に皆さまにお伝えしていこうと考えています。

第12話は、とある銀行に在籍している後輩と久しぶりに飲む機会がありいろいろと最近の企業取引について情報を仕入れてきました。

最近は企業の業態悪化が表面化してきているそうです。ゼロゼロ融資で延命してきた中小企業が、元金返済が始まりいよいよ資金繰りで厳しくなってきているということです。

なるべくしてなったということかもしれません。銀行は営業斡旋等の販売先を紹介して売上増加に貢献するような動きをしているそうですが、なかなか効果は薄いようです。

あと、最近の動向として、極力代表者の保証人をとらない傾向にあるそうです。融資金額や貸出条件にもよりますが、極力保証人はとらない方向だそうです。いい傾向だと思いました。

昔は、第三者保証は異常な貸出条件で、その会社の経営に関与しない人の連帯保証はとってはならないと教えられてきました。

また、物的担保でも余計に担保を取ることは融資予約とみなされることから、余剰部分は極度額を減額するなりして、お客様にお返ししたものです。

年1回の内部監査でも余剰担保や空担保(返済が終わっているのに担保権の解除をしていない)があると減点注意されていました。

最近は、リコースローンでも極力連帯保証人はとらない傾向にあることはいいことだと思います。無用な保証人をとることは、人を不幸にします。

 その会社の事業性に着目して、それを評価しお金を貸す最近の傾向はまともな融資取引になってきたと思います。

銀行の融資取引は、お客様の見えないところでいろいろと条件設定しています。極力、そのお客様に過剰な負担を与えない、お客様の立場に立った条件設定を行うようにすべきかと思います。

 わからないからいい、見えないから、サイレントだからいい、そういう時代ではなくなってきたのではないでしょうか!

今日は、ここまでにしておきます。