第17話 銀行の住宅ローンへの取組姿勢について

みなさん、こんにちは。株式会社Cozy Consulting 代取の坂口です。

今回が、第17回目のコラムになります。

第17話は、最近の銀行住宅ローンの情報についてです。

最近、あるクライアントの社長から、使い勝手の良い住宅ローンについて教えてほしいとの相談があり、メガ、地銀、ネット銀行の住宅ローンの内容を各銀行のHPを見てまとめてみました。

まず、メガバンクは中期経営計画に、「住宅ローン」は非注力分野と明確に方針が示されています。

つまり、昔のようにムリして、積極的にはやらないということです。他行がやるならどうぞということです。

おそらく審査基準をやや厳しくして、本当に属性のよい顧客しかやらないよ!ということだと思います。

大きな金額もやらないし、パワーカップルのタワマンのめいっぱい借りる案件もやりたくないというのが本音だと思います。

超低金利で利ザヤが薄く、35年の期限の利益を与えるのは、貸し手側にとっては、なるほど厳しいのでしょう。景気の動向次第では、延滞債権も増える懸念もありますし。

一方で、期間50年の住宅ローンを始めている銀行もありました。一部の地銀やネット銀行です。
すごいですね、半世紀も貸出すなんて、びっくりです。ニーズはあるですかね?

親子リレー住宅ローンとかありますが、50年の期間設定であれば3世代ローンになる可能性もありますよね。

各銀行によってこうも取組姿勢が異なるのは、ある意味面白い現象だと思います。

バブル期に、あるノンバンクが99年ローンという商品を販売していました。1991年のバブル崩壊から、現時点で32年経過ですから、あと67年残っています。

当時、借りた人はもう現存しないと思いますが、いたらびっくりですよね。本当のところ、いまどうなっているのでしょう?(笑)

10行の住宅ローンの内容を簡単にまとめたので、次回、依頼を受けた社長に合うときに資料を高額で渡そうと思います。

当面は、変動金利で借りやすい銀行から借り入れてもいいと思います。固定金利に拘るのなら信託銀行かフラット商品でしょう。

金利の動向は正直読めません。最近は長期金利が上がってきているようですが、今後どうなるかは全くわかりません。その借入のタイミングでベストの条件を選択すればいいと思います。

今日は、この辺で話を終わらせます。ありがとうございました。